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■健康観察集計シート(Googleスプレッドシート)

 

健康観察をデジタル化は教育DX化において良く例として挙げられるものです。
でも子どもたちから送られてきたデータを確認する作業が逆に大変になってしまうこともあります。
日々の連絡を月ごとにまとめて確認できることはできないか、という相談を受けて作成しました。
このシートはGoogleフォームと合わせて使うようになっています。

健康状態の回答の一文字目だけを一覧で表示するバージョンと、検温した数値を併記するバージョンの2種類を用意しました。
※フォーム未投稿の場合は自動で欠席表示になるように設定してある為、授業日設定を行う必要があります。

ho1.png


■導入方法

①まずは下記の2種類のファイルをgoogleドライブへコピーしてください。
※シートを保護したい場合は、学校用のアカウントのgoogleドライブで運用し、教職員アカウントは閲覧専用すると良いです。

【1文字版】

健康観察フォーム(タイプA)
集計用スプレッドシート(タイプA)

※メールアドレスを収集しなかったり、項目の順序を入れ替えたりしてフォームの回答のシートが
「C列:学年、D列:組、E列:番号、F列:健康状態」では無くなる場合は下記の対応版をご利用ください。
(必要な参照エラーの解消が2か所になります。また解消しても最初、回答数0の場合は#N/Aのエラーが表示されますが、回答があればきちんと動作します。)

集計用スプレッドシート(タイプA)項目変更対応版

 

【1文字+検温版】

健康観察フォーム(タイプB)
集計用スプレッドシート(タイプB)

 

【1文字+シート別クラス表示】
※クラスの数だけクエリシートの設定が必要です。

健康観察フォーム(タイプC)
集計用スプレッドシート(タイプC)
集計用スプレッドシート(タイプC)項目変更対応版

 

※上記のファイルは必ずGoogleドライブにコピーしてからご利用ください。
ただし、所属しているドメインの設定などでコピーページが表示されない場合(権限のリクエストページが表示される)があります。
その場合は下記のフォームを表示した後、「ファイル」メニューから「コピーを作成」してください。

集計用スプレッドシート(タイプA)
集計用スプレッドシート(タイプA)項目変更対応版

集計用スプレッドシート(タイプB)

集計用スプレッドシート(タイプC)
集計用スプレッドシート(タイプC)項目変更対応版

②健康観察フォームを集計用スプレッドシートに接続する。

ss05a.png

学校名は任意に設定してください。
メールアドレスは入力必須にしており、投稿後は自動返信メールが送られます。
※保護者以外のなりすまし、連絡した・していないトラブルの証拠として設定しています。
これも任意に設定していただいて構いません。
導入事例としてメールアドレスではなく学校が指定したパスワードを入力する形にしている例もあります。

ss04b.png

「回答」を選択した後、三点リーダーを選択します。
※四角い緑色の「スプレッドシートアイコン」を選択すると、新しいシートが別に作成されてしまいます。

ss04c.png

「回答先を選択」を選んで、「既存のスプレッドシートを選択」にマークしてから「選択」を押します。

ss05d.png

ダウンロードした「回答用スプレッドシート」を選択して「選択」ボタンを押すと、接続が完了します。

③回答用スプレッドシートを設定します。

ss05e.png

ダウンロードした「回答用スプレッドシート」を開くと、「フォームの回答」シートが追加されています。
※画像の例は「フォームの回答 5」になっています。
このシートの名前を変更して「フォームの回答」にします。
※「フォームの回答」と数字の間には「半角スペース」が入っています。これも必ず削除してください。

ss05g.png

「クエリシート(非表示)」タブに切り替えるとセルB5に#REF!(リファラーエラー#参照エラー)が出ています。
このセルを選択してエンターキーを2回押すとエラーが解消されます。
※「フォームの回答」シートの名前に間違いがあるとエラーが解消されません。

ss05f.png

解消されると、エラーの表記が消え、項目名が表示されます。
以降は「クエリシート(非表示)」のシートは非表示にして構いません。

「集計シート」で年度を設定してください。(年ではありません。1月~3月は1年引いて計算するようにしています。)
「休業日設定シート」で休業日を設定してください。休業日に数値の「1」を入れると設定ができます。
あとは、「集計シート」に氏名を入力すると、投稿された回答が一覧で表示されていきます。

ss05h.png

仕組みとしては

①クエリ関数を使って、「特定の月」に投稿されたデータの「特定のクラス」のみを抽出する。
②出席番号と日付の複数条件でVLOOKUP関数を使い、それぞれの欄にデータを入れ込む。

これだけの単純なものです。

健康観察は主に養護教諭が主となって取り組みを進めている学校が多いと思いますが、単に養護教諭が児童の健康状態を把握したいが為に行っているわけではありません。担任も健康観察を通して、健康状態や心理状態なども把握することで、生徒指導上の問題を早期に発見することができます。「デジタル化したから健康観察の手間が省けた。」ではなく、その結果をしっかりと押さえて日々の指導に活かしていただければ幸いです。


■更新履歴

​Ver1.3.0 名簿機能の追加およびタイプCを公開(2024/01/25)
​Ver1.2.0 健康観察集計シート公開(2023/03/05)
​Ver1.0.0 健康観察集計作成(非公開)(2022/11/25)


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